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10月31日(木)

ままごと

今日はハローウィンという、西洋の収穫祭みたいな日らしい。我々の世代には「?」の日だが、園児や保護者の世代にはずいぶん浸透しているみたいで、特製弁当の子もいた。小さなままごとハウスでも、保育参加のお母さんに、いつも以上のカラフルで凝ったごちそうが振る舞われていた。

「葉っぱの笛でコンサートをしているの」「へえ、鳴らせるんだ!」「ううん。鳴らせないから口で音を出してるの」。でも年長の女の子たちの口の形も声も、まるで葉っぱが震えているようだった。

葉っぱ



10月30日(水)

いもほり

昨日に続き、今日は3クラスが園庭の畑でサツマイモ掘りをした。年中T組では、イモでも盛り上がったが、その後に出てきたチョウのサナギではさらに盛り上がった。

長縄跳びで、今日はSちゃんが1800回を超えて跳び続けたので、次第にギャラリーが増え、みんなから「がんばれ!」の声援が送られた。一人一人がそれぞれの記録に挑みながら、ずっと静かなブームが続いているが、これだけの盛り上がりは久しぶりだった。

織機



10月29日(火)

いもほり

園庭の畑でみんなが育ててきたサツマイモも収穫期を迎えた。今日は全クラスのトップを切って年長T組が掘ったが、なかなか形のいいお芋が約60コ取れた。しゃれではないが十日間の「糖化期間」を置いて芋煮会で味わう。他のクラスもこれぐらい取れれば、ここ数年ご無沙汰の焼きいもができるかも、と期待がふくらむ。

年長A組では小さな織機を使って毛糸の編み物を作ることに、たくさんの子が集中している。かなり根気のいる作業だが、女の子も男の子も、他のクラスの子もやって来てしばし夢中になる。堂林選手も夢中になる。

織機



10月28日(月)

屋根

遊具「屋根のぼり」に最近よく挑んでいるのは年少の子たち。なぜか助走に入る前に、こういうポーズを自然に取る子が多いが、挑戦することが集中力などいろいろなものを育てているということを、このポーズも表わしているようだ。

「これ撮って!」と、年長Mちゃんが突き出したのは、この間まで包帯が巻かれていた手。「ケガしたところ、撮って−!」だって。そうだ。子どもたちにとっては、ケガも誇らしい成長の証なのだ。

けが



10月25日(金)

リリアン

雨が3日も続くと、室内遊びも腰が据わってくる。年長T組では、ガムテープの芯を利用して作った大型リリアン編みに、女の子たちが没頭していた。根気よくやれば、細めのマフラーぐらいはできる。

10月の誕生会の出し物は、職員が廃材を利用し、飛行機、自動車、ロケットなどを作る「即席工作」。最後は数人で大きなロボットを共同製作。でも、ええっ!?今ロボットが動いたように見えたけど…気のせいかな?中にだれか入ってるんじゃない?J先生が入っとるんよ−!ちがう?魔法かな?…数々の謎を残しつつ終了。

ロボット



10月24日(木)

積木

雨が続くから室内の遊びが盛んになる。年長A組にあった積木の作品は、「建造物」と言いたくなるような3mの長い坂道。一番上と途中数ヶ所にビー玉の入口があり、どこに入れても最後は同じところに集まる。回りの子も少々邪魔だとは思いつつも、その存在感には敬服している様子。

こもれびホールでは、年中、年少児たちが三角形の箱積木をわざと滑りやすい角度で壁際に置き、わずかな手がかり、足がかりを頼りに渡っていく冒険コースを作って楽しんでいた。雨続きも悪くないものだ。

ホール



10月23日(水)

コマ

予定されていた秋恒例の「山歩き遠足」は雨で中止。子どもたちは「雨のバカ!」とぼやいていたが、こういう日は案外じっくり遊べる日でもある。コマが盛んな年長のために白い第3の道場を作ってやったら、これが大人気。早速長回しチャンピオン大会も開かれた。壁のボードには、対戦が分かるトーナメント表も張ってあった。

遠足がないから、おやつの楽しみもなくなった。まあいいや。こんなときは自分たちで特大のおやつをいっぱい作って、本番より楽しんじゃうんだ!

キャンディ



10月21,22日(月、火)

園長出張につき、「気まぐれ保育日誌」はお休みします。




10月18日(金)

陶芸

年長による陶芸教室2日目。一昨日のクラスは通行止めや小雨にたたられたが、今日は時間も順調で、陶芸作りが終わってからの遊びもゆったりと楽しむことができた。四方の山と Y氏手作りの建物や庭に囲まれた空間は、あたかもメルヘンの世界のようでもあり、子どもたちはいつまでも浸っていたくなるようだ。

専業農家の保護者から、大きなカボチャをいただいた。もちろんハロウィンを意識してのことだが、子どもたちの間では早速小さい順に持ってみる力くらべが始まった。

かぼちゃ



10月17日(木)

クッキー

年少S組では、園庭で採れるおいしいドングリを使ったクッキー作りが行われていた。生地ができたら一旦寝かせる。おいしくするための大事な過程。「寝る子は育つ」。君たちと同じだね。

保護者の方に1クラス2,3人ずつ弁当持参で来ていただき、一日子どもたちと過ごす「保育参加」が今週から始まっている。キャピキャピと園庭を走り回るお母さんを見て、ふと歴史を振り返ってみたくなった。始めたのは1990年。その頃の保護者はギリギリ私と同年代と言えた。でも今はほぼ娘や息子の年代。長く続けたものだ。そして続けてよかったと思う。

保育参加



10月16日(水)

陶芸1

年長A組はバスで約40分の湯来町に出かけ、陶芸家Y氏が自作したアトリエで作品作りを行った。思い思いに作った後は、仙人のようなY氏と娘のAさんに一人一人見てもらい、プロの目と技を少しだけ加えてもらう。見てもらう時の表情はうれしさ、不安、緊張などが混じるが、出来上がったらみんな満足の表情になる。

アトリエの外も手作りの素敵な庭だが、山中なので少し寒い。でもY氏は「寒いか?押しくらまんじゅうするか?踊るか?」と、子どもたちに負けないほど無邪気で元気。

陶芸2



10月15日(火)

パック

運動会でのクラス対抗ゲームで使った400コの飲料パックを年長児たちが片づけた。テープをはがし、パックを2つに分け、中に入れた土を出す作業のため、「どろだんご場」は大変な人口密度になった。「はがして出して四苦パック」だった。

職場体験のため中3の卒園生が一人、今週やって来ている。早速子どもたちが「どろだんご場」に連れて行ったが、「久しぶり−」と言いながらも昔取った杵柄、見事に丸い団子を作り上げて先輩の貫禄を見せた。

だんご



10月11日(金)

かえでっこ

未就園児親子の自由登園日「かえでっこくらぶ」を行ったが、40組以上来られた昨日に比べ、雨がちのこともあり、今日は15組のみ。お話し会も久々にこぢんまりとしていて落ち着いた雰囲気。

一昨日ダイコンとハクサイを植えた年長は、畑に立てる看板を作った。野菜図鑑を見ながら、小さい絵も添えた。しかし、立てるより早く畝の上には小さな足跡があり、ハクサイの苗も瀕死状態に。ありゃ!。畑の周りにロープなどを張りたくはないのだが…。

看板



10月10日(木)

アイロン

保護者にも協力してもらって集めたタマネギの皮で草木染めをした年長A組。ビー玉や輪ゴムなどを使った「絞り」が効いた、ウコン色の素敵なハンカチが出来上がった。今日は仕上げのアイロンがけ。「本物」を使えるうれしさと緊張感の混ざった顔になった。

香川県から幼稚園、保育園の先生5人が見学に来園。2時間あまり見ていただいた後、口々に出てきたキーワードは「居心地」「ゆったり感」「自然体」など。泥だんご作り「なんか」に、半日没頭できることが、どれだけ大切か。心ある保育者たちは分かっている。

だんご



10月9日(水)

天日干し

年長児たちが育ててきた稲がいよいよ収穫の時を迎えた。子どもたちが一株ずつ鎌で刈り取り、束ねて「天日干し」。「こうやってお日様で20日間干すとおいしくなるよ」「さて、その間に昔の人がやったことは何でしょう?」とクイズを出した。いろんな答えが出た末に、だれかが「お祭?」と小さい声で正解を言った。

コマ回しでT君が初めて4回まで成功した。5回目に挑む彼には、いろんな声がかけられた。「がんばれT君!」「練習だと思って投げればいいんよ」「園長先生がおらんと思いんさい」など。中には本人以上に緊張して顔を覆う子も。どうしてここまで他人と共感できるのだろう。ちなみにT君、成功させました。

コマ



10月8日(火)

野菜

運動会で大活躍した年長児は、早くも次のステップへ。しばらく放ったらかしだった野菜畑に戻り、ダイコンの種とハクサイの苗を植えた。季節は夏秋モードから秋冬モードになった。

年少児たちには、運動会の親子ゲームで使った電車が大人気。園内を駆け回っていたが、スピードを出しすぎると事故になるよ。

電車



10月6日(日)

未明までの雨も朝には好転し、第33回運動会が無事開かれた。(撮影:石田哲弘氏)

プログラム1番は年少のかけっこ。一人一人が力を出すかけっこは運動会の原点。そしてこの半年の成長を語る種目でもある。

運動会

年長児は自分で決めた「こだわり技」で一人一人が力を出す。S君はまだ十分自信のないコマ回しに挑戦。一人になっても挑み続ける姿を、観客のゆったりとした視線と「S君がんばれ!」という仲間たちの声が支えた。

運動会

年中の親子ゲームで勝ったH組。「親子で楽しむ」も運動会の大切な要素。親子だと喜びも倍になる。

運動会

年長のクラス対抗ゲーム「たおしてだして四苦パック」は注目度No.1。両チームともを最後の対戦にふさわしい善戦をしたが、運も勝負を左右する。「たいよう作戦」と名付けた新作戦が何とか機能したT組が勝利。

運動会

皆様のご参加、ご協力、ご声援、本当にありがとうございました。




10月5日(土)

準備

保護者有志にお集まりいただき、運動会の準備を進めた。朝から小雨がちだったが、レインコートを着たり多少濡れたりしながら、明日の好天を信じて準備を整えていただいた。ご協力ありがとうございました。




10月4日(金)

年中

運動会前最後の保育日。今日も昨日とは別の4種目をやってみた。年中の親子ゲームは、飲料パックで作った水路に次々とテニスボールを流し、ゴールまでつなげていくというもの。手伝いに来てくださった父母の会役員さんに親役になってもらい試行したが、子どもたちも次第にコツをつかんできたので、楽しいものになりそうだ。

年長は、一人一人が選んだ技を見せる「みんなのこだわり技」を一通りやってみた。雲梯を渡っていく姿には、年中児たちの熱い視線が注がれていた。来年の自分を重ね合わせているのかもしれない。

こだわり

★明日午前9時より、運動会の会場準備作業を行います。ご都合のつく保護者の方は、ぜひ多数ご協力ください。




10月3日(木)

年少

運動会まで保育日もあと2日となったので、今日は全クラスで開会式と4種目の「総練習」を行った。初めての年少組からも、入場の時には大きい子たちみたいに「エイエイオー!」と気勢が上がった。

年長のクラス対抗ゲーム「たおしてだして四苦パック」は、本番前の最終戦を行った。およそ倍に増えたパックの塔と、直径で50cm広くなった立入禁止ゾーンにはじめの2分は手こずっていたが、残り1分で盛り返した。結果は32対31の僅差でT組が勝ち、通算成績を一勝一敗一引分けとした。決戦の舞台は整った。

ゲーム



10月2日(水)

フープ

運動会活動の陰で目立たないが、じんわりブームになっているのがフラフープ。上手になるほ小さい動きで長く回せる。そしてうまいのは全員年長の女の子。首で回したり、歩きながら回したり…。みんなが揃うと、ほらオリンピックのマークみたい。

年中のかけっこもずいぶんダイナミックになってきているが、進路の定まらない不穏な台風が近づいている。運動会もこんな青空の下でできたらいいんだけれど。

年中



10月1日(火)

年中

年中がクラス対抗で行うゲームは、ネットに乗せたボールを3人組で運びリレーをするというもの。今日初めてのテストマッチを行ったが、難易度もちょうどいい感じ。失敗した子も2回目には結構コツをつかんでいることが多いので、楽しいゲームになりそうだ。

園庭にある工事で余った土の山は、運動会では観客にとって少し邪魔になりそうなので、今日は年長児たちが「どろだんご場」などに運ぶ作業をしてくれた。行事前の年長には「公共工事」も回ってくるから忙しい。

土

★来年度の入園受付を本日朝から始めましたが、今年はここ数年の中でもきわだって申込者が多く、年少では補欠で受けざるを得ない方がたくさん出てしまいました。早めに来られたのに申し訳ありません。受付の状況はこちらをご覧ください。




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